大敗録

2006.5.18

成瀬の初登板&初勝利目撃行

16日の夜、「成瀬が1軍合流」との記事を目の当たりにした俺は、矢も盾もたまらず翌日のハマスタ行を決意していた。

球場到着は17時45分ごろ。3塁側に限らず内野席は大分空いている。バックスクリーンの電光掲示板から交流戦のチケット情報が消え、映し出されるスタメン。並ぶ左打者。マティ、大松、平下の外野陣。そして4番・レフト・フランコ・背番号4。根元・西岡の二遊間には若干の萌えがあったし、交流戦よりこのかたマティの打棒には期待すべきものが大きかったが、それでも初勝利\(^o^)/オワタ、とかいう思いがチラとかすめたことは否定すまい。

試合結果は、見てのとおりである。初回、マティのツーベースで一塁走者福浦が本塁憤死、やや雲行きが怪しくなるも4回まで毎回の加点。大松のHR(映像をみたところ唯一のツボにうまく球が来てくれた感じではあったが)も飛び出し成瀬に5点の援護をプレゼントする。

成瀬はゆったりしたモーションから素早い腕のふり。のちにテレビでアップを見た感じでは杉内に似たタイプであろうか。横浜打線はタイミングを取りづらそうであった、がそれでもファールで当てられたりと、楽に三振を取れないのが二軍との差である。

しかし5回以降打線が沈黙。特に佐久本から得点できなかったのは非常に嫌な感じであった。そして7回、降り続く雨のせいもあるだろうか成瀬にも疲労が来、村田・内川に連打、古木にいい当たりの犠牲フライを許す。さらに次打者相川の当たりは根元のグラブを弾く、不運と言ってよいであろう右前安打。本当はここで成瀬をスイッチしたいところだろうが、今のマリーンズには薮田以外リードしている場面で信頼できるリリーバーがいないため種田相手にも成瀬を続投させざるを得ないのである。待たれるのはミラーの活躍であるが、それはさておき何とか種田をアウトにするも走者には進塁を許し、石井のところで藤田にスイッチ。しかし今年の藤田には昨年ほどの信頼感は持てぬ。何とか成瀬の自責点を増やさず終われ、と思ったのだが、今江の悪送球によりその願いは虚しく終わった。しかし次打者の金城を何とか三振に取って、成瀬の勝ちは消えぬまま結局イニングは終わった。あとは薮田と劇場王に任せるだけ。そして、そこまで来れば割と安心。成瀬は無事プロ初勝利を手にすることが出来たという。

帰宅後ニュースを見たら成瀬の目には光るものがあるように見えた。しかし、成瀬のローテーション投手としての道はまだ始まったばかりだ。今後、さらに多くの試合でこの喜びを積み重ねていって欲しいと願うものである。


劇場王の「きっちり4人」を初めて生で観戦したのだが、いや判っていても心に悪いものですね。とはいえ、鈴木尚の打球に対するベースカバーが遅れ、一塁ゴロが内野安打となったとき、「ああこれで4人か」という、理由のわからない安堵感が俺の胸に去来したこともまた事実であったりする。

16:32 | 野球 - 千葉ロッテマリーンズ | Comment (0) | TrackBack (0)

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