大敗録

夢みるわたくしの。負けの祭典。

2005.2.25

せんせいのお時間ご~るど #7

なぜか今書く。

さき者、旅立ちの興」というサブタイトル。やっぱり「小津」ということなんですか。小津の映画って、むかし仏蘭西語の授業でドゥルーズの映画論か何かを読んだ関係で「秋刀魚の味」を観たくらいなんだが、「娘が嫁に行く話」といえば小津、という理解でいいのか。鰻屋で鰻重を食べるあたりの間とかがそれっぽく思ったが、強固な知識と実感に支えられた感想ではない。

02:02 | アニメ | Comment (0) | TrackBack (0)

舞HiME30分押しの変則スケジュール

  • 初めて「らいむいろ」のエンディングと予告とを見た。
  • ひさしぶりに「ジパング」を見たが、エンドロールにならぶキャスト名が男ばっかりで却ってすがしい。こうも男まみれなのは「魁!クロマティ高校」以来か。「クロマティ」は無意味に沢城みゆきが出てたりした(マサオケンジさんを呼ぶ看護婦役とかぷちこ役とか)ものだが。
  • またもしばらくアニメの話しか書いていないという事実が心苦しいがほかに何もないのだからどうしようもない。
  • 関係ないが、今日イグザンプラーを初めて見た。なかなか面白かったのでメールなど受け取る登録してみた。

01:56 | 身辺雑記 | Comment (0) | TrackBack (0)

2005.2.22

月詠 ~ネコミミモードで~す。~ #20 「おじいさま、どーしてそんな格好してるんですか?」

  • コアラ / コブラ → ランドセル

音声採取用のマイクが映り込んだり、アングルが変わってライトやコードが見えたりとか。舞台が「舞台(ステージ)」であるとして描く、という手法はアニメにおいては斬新なのかな?俺には知識が少ない。

掛け軸「猫耳猛道(ねこみみもうどう)」、テレビの下にファミコン、小道具にも凝っているな。眼鏡と葉月がもみ合うシーンの動画少なかった気もするが。

確信犯的に「ネコミミ」まみれにしたのは吉と出たが、これは本作スタッフのセンスの賜物であろう。下手な手合がやると目も当てられないことになるやも知れぬ。

でもやっぱり、バトルよりウダウダした生活描写のほうがおもろいなー。


ED変化。クオリティたけぇwwwwww

クレジットには「謎の怪人」と出たが、声を麦人が演っている限り正体が割れる。でも一応隠そうとしている点には好感。某戦艦アニメで、ネルガル社長が誰なのか本編中では未だ明かされていないにもかかわらず、エンドロールでアカツキ・ナガレだと丸判りだったことがあるが、ああいうのは萎えるっしょ。

01:59 | アニメ | Comment (0) | TrackBack (0)

2005.2.21

今日の物件

船戸明里『 Under the Rose 』1.冬の物語 / 2.春の賛歌

19世紀英国の貴族邸が舞台ということで『エマ』とどうしても比較してしまうが、本作は「英國戀物語」ではない。「冬の物語」に関して言えばサスペンスモノか。

作者は「カオスシード」のキャラクターデザインをやっていた人、としてしか知らなかったのだが、本作読了後「やるじゃん船戸タン!!」と思わされた。画力、画面構成、人物描写、世界描写、全て非常に高水準。さらに手に汗握る物語の展開で読ませる。

本作が完了しないと続編『 Honey Rose 』(はにろ)が刊行されないらしいので、船戸タンが描き続けていられる環境を実現してほしいものだ。


あと『エマ』のコリンといい、本作のロレンスといい、少年が尋常でなく「癒し系」である。コリンはウィリアムのヘタレっぷりに対する読者の苛立ちを、ロレンスは刺々しいライナスを見守る読者の殺伐たる心を、それぞれ鎮めてくれる。


今週号のスピリッツ所収の「ラストイニング」という漫画の枠外に、「プロ選手高校野球館」と題して柴原、城島、松中、出口の名が見えるが、彼らの所属チームが「ダイエー」だと。ホークスがソフトバンクに買収されたのっていつだったっけ?

19:23 | 書架 | Comment (0) | TrackBack (0)

2005.2.19

劇場版「AIR」を観た

ネタを山ほどバラすので、これから観ようと考えておられる方は要注意です。


まず登場人物全員の性格が原作と違いすぎ。みんな無闇にテンション高い。国崎最高はDQN風味だし、観鈴ちんなんて、人と親しくなると体が痛くなり熱くなる呪がかかっているというのに「もっと恋人みたいにしてもいいのだよ」とか言ってくるし。

いやいや、原作と違うからダメだ!!と一律に決めつけるのは厨のすることだから、俺だって「これはAIRとは違う作品だ」と思って観ようとも試みた。しかしながら、そうすると1000年前の話(Summer)と現在(Dream、Air)とのつながりが見出せなくなってしまう。Summer編はただの民間伝承の説明に過ぎず、観鈴ちんは神奈と偶然(もしくは神奈と自分を同一視したことに由来する)よく似た症状で死去、国崎最高はどうしてか知らないが人形を自在に動かす力があるということになる。いろいろと宙ぶらりん。翼人伝承と観鈴ちんを繋げるものは原作の知識しかない。原作に沿った見方をすることも原作を去ることも困難なのである。

どうせ90分の映画、原作の要素をあまさず盛り込むなんて土台無理なのだろうから、もっと破壊すべきは破壊し尽してしまったほうが好もしいものになったのではないか。設定や「大道具」を一から新調するのは骨だとは思うけれども。


とはいえ、「Airに似た何か」と割り切ってしまえば、かなり「楽しい」作品であったのも事実である。「無駄に熱い」という一点で、世界観はきっちり統一されている。「Air」の演出として所謂「出崎演出」――陰影を強調した止め絵の多用、3回パンなど――は正直全く合っていなかったが、「Air的な何か熱いもの」の演出としてはこれ以上なくかっちりと嵌る。ブラックアウトモノローグは目に優しい。3回くらい挿入される戦いのドラムの乱打も最高。テンション上がりまくソ。「あのうみ~」(『青空』)すらも勇壮な曲に聞こえる。そりゃあ柳也は斬り死にせにゃあ納得しない、観鈴ちんは止め絵でゴールせにゃあ丸く収まらない。何故か、映画館を出た俺のボルテージは異様に高まっていたという。

ということで「うはwwwwwwwwwwwクオリティ高すぎwwwwwwwwwwwwww」とか言いながら観られる環境で観るのが良いと思う。亜米利加人とかに受けそう。ハリウッドで実写化してもいいかも。

23:12 | アニメ | Comment (0) | TrackBack (0)

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